アカデミーのハイライトの1つ。
箱根で記録映像をとる!
10月28日(土)13:30~17:00
フィールドワークの手法を学ぶ/地域文化の映像の撮り方を記録(民族学)の観点から学ぶ
「アートは地域活性化の起爆剤ではないと思います。地域の人に気づきを与える力があるのです」
と、いう安藤さんは、地域をデザインすることが仕事です。
そして、”観光文化”の先駆け箱根、その町に生まれ育ち町の変化をみてきました。
安藤さんも大森先生も「今から」、「地域の身近な生活、日常を記録にとる必要がある」といいます。
記録が、これからの地域の創造につながるといいます。
そこで、10月の講座では、受講者のみなさんがチームに分かれて安藤さんを含む複数の【箱根人】にインタビューしながら映像をとります。
その手法は、
フランスで活動し、フランスの勲章を受けた、記録映像の第一人者大森康宏先生から、
直接、学びます。
「こんなものの見方があったのか」これまでお弟子さんの多くが発した感想だそうです。
会場は、箱根の彫刻の森美術館
です。
なぜ箱根?
箱根には、日本で最初のホテル、日本で最初の野外彫刻の美術館があります。
海外の方に宿泊頂く、海外の作品を紹介する、という考え方は当時、相当、革新的であったでしょう。
箱根の町は、小さな町ですが、HAKONEは、よく知られた地名です。
観光によるまちづくりの先駆け。
箱根に学ぶことは何か、何を応用することができるのか、
箱根を教材にした理由です。
スケジュール(予定)
レクチャー1)記録と地域の創造との関わり
レクチャ-2)「日本初、彫刻を主題とした美術館が挑戦し醸成した文化とは?」(仮)
レクチャー3)「箱根の地域デザイン、そのヒストリー:アートと地域資源が創出した観光文化(仮)
実践1)美術館散策
実践2)ヒアリングとその撮影
実践3)振り返り
アカデミーのハイライト!是非お楽しみに。
安藤美奈氏と大森康宏氏のプロフィールです。
◆大森 康宏(おおもり やすひろ)
国立民族学博物館名誉教授
専門は映像人類学。パリ第10大学修了(ジャン・ルーシュに師事)。『津軽のカミサマ』、『私
の人生―ジプシー・マヌーシュ』、『サンチャゴ・デ・コッポステラヘの巡礼』他、撮影・制作監
督作品受賞作多数。フランス・シュロの葉勲章 パルム・アカデミック勲4等受章。国立民族学博物
館、立命館大学映像学 部教授・学部長を歴任。
◆安藤 美奈(あんどう みな)
東京藝術大学卒、慶應義塾大学大学院アート・マネージメント分野修了。
コンサルティング・ファームにて文化施設を中心としたコンサルティング、M&Aに従事する。現在、マーケティング・リサーチ企業の運営に携わりながら、東京藝術大学非常勤講師として、ミュージアム・マーケティング、文化観光に関する調査・研究を行い、アート・マネージメント関連の受託事業や芸術祭など多くのアート・プロジェクトに参画している。
コメント